【APECインドネシア会議の概要】

  1. 主要行事の日程及び場所
    (1) 非公式首脳会議 1994年11月15日ボゴール
    (2) 閣僚会議1994年11月11日〜12日ジャカルタ
    (3) 高級事務レベル会合1994年11月 8日〜10日ジャカルタ

  2. 閣僚会議の討議内容
    1. 経済動向及び諸問題
    2. 貿易及び投資の諸問題
    3. 賢人会議第2回報告
    4. 太平洋ビジネス・フォーラム報告
    5. 人材養成
    6. 公共及び民間インフラストラクチャーの改善における協力
    7. 中小企業
    8. 首脳のヴィジョン及びイニシアティブの実施
    9. APEC作業計画
    10. 機構問題
    11. その他

  3. 非公式首脳会議の内容
    1. 今後のアジア太平洋地域及び世界経済の発展確保のための,APECとしての取 組を示す.
    2. 域内の貿易・投資の促進及び長期的視点に立っての自由化と開発面での協力強化 をうたった[ボゴール宣言」を発表する.
    3. 1995年,日本がAPECの議長国となり,閣僚会議とともに秋に大阪で首脳会議 を開催することについて合意.

  4. [ボゴール宣言(APEC経済首脳の共通の決意の宣言)」の概要
    1. 開放的な多角的貿易体制の強化,地域内の貿易・投資の自由化促進,地域内の開 発協力の強化についてAPECが主導し,経済協力を強化していく.
    2. ウルグアイ・ラウンドにおける約束を完全に遅れることなく実施するとともに全 てのウルグアイ・ラウンド参加者に対しても同様の行動をとることを要請する. WTO(世界貿易機構)の発足がうまくゆくことを呼びかける.
    3. 地域内の自由で開かれた貿易・投資の達成を,先進経済は遅くとも2010年までに 開発途上経済は遅くとも2020年までに達成する.
    4. 地域社会の開発協力の強化により効果的な地域内の人材養成・資源開発を導く.
    5. 環境問題についても効果的な協力を進める.




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