APECビジネス諮問委員会に関するガイドライン
(共同議長提案)
組織:
 それぞれのAPEC経済は、ビジネス/民間部門から3人を超えない代表をAPECビジネス諮問委員会(ABAC)に任命する。 これらの代表は、中小企業を含め、この部門の広範な利益を反映すべきである。代表の任命及びその任命条件の決定にあたっては、 それぞれの各APEC経済は、ある程度の継続性を考慮すべきである。
 ABACは、PBEC、PECC、APB−NETといったビジネス/民間部門のその他の地域的機関をAPECの活動に 関与させる適切な方法を見出すことを求められる。
 ABAC自身がABAC事務局の組織及び機能を決定する。シンガポールの政策調査研究所は、初期段階で支援を与えることが 期待されている。

財源:
 ABACの資金はAPEC中央基金からは供与されず、ビジネス/民間部門を含む他の資金源から供与される。 しかし、活動の最初の年には、APEC中央基金はABACの経費を支援するために資金を拠出することができる。

ABACの活動:
 ABACは2つの主要機能を持つ。1つは、行動指針の実施及び他の個別のビジネス部門の優先事項につき助言を 与えることである。2つ目の機能は、APECの種々のフォーラムが、ビジネスに関連する問題についての情報、又は 協力の個別分野についてのビジネスの見方を求めてきた場合に、これに応えることである。
 ABACは、その活動に関する報告を高級事務レベル会合を通じ閣僚とともに首脳に提出する。

初期段階:
(1)1996年第1四半期: APEC経済は最初のABAC代表を任命する。
(2)1996年前半: ABAC設立会合が開催される。
(3)1996年APEC閣僚会議: ABACは、その組織、資金及び活動につき報告する。
(了)



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