KANSAI

民間企業や関西の6地方自治体が協力して1990年4月、財団法人「太平洋人材交流センター」（PacificResourceEx-changeCenter）を設立した。ODA（政府開発援助）を活用して途上国の人材育成に協力、現地の幹部社員らを招き、日本の生産・品質管理システムなどを指導している。

これまでに研修を受けたのは、東南アジアを中心に23か国、約1,000人。経済、産業などについての講義や工場見学も織り込んで、日本人労働者および管理者の執務態度や、品質に対する管理体制などを学び、帰国後は現地の経営管理のリーダー役として活躍している。