具体的な活動

CKPは次の項目を目的として活動を行っています

  • 関西圏におけるインターネット技術移転の推進
  • ネットワーク上でのビジネス応用のための共通基盤の形成
  • 関西情報提供の充実とその高度化

実験活動

大規模情報提供に利用できるサーバー構成方法の開発

現在のインターネットにおけるサービス提供では、サーバーやネットワーク障害時に自動的にバックアップサーバーからのサービス提供に切り替える機種や、過負荷状態を避けるための負荷分散機構は用意されていない。このため、安定したサービス提供を行うことが難しくなっている。この実験では、ユーザに対して安定したサービス提供を実現するサーバー構成方法を開発し、実際にサイバー関西ホームページ等の頻繁にアクセスされるサーバーに適用して、開発した手法の妥当性を検証する。

ネットワーク活用による共同制作環境実現のための技術および運用検証

次世代の複合的ネットワーク環境が実現した場合、高速ネットワークは単に情報提供のためにのみ活用されるのではなく、さまざまなメディアの共同制作環境として機能することが予想されている。しかしながら、実際の共同制作環境の実現を考えた場合、帯域面での問題解決だけではなく、共同制作を円滑にするための技術や品質保証のための関連技術を実地的に研究開発していくことが必要である。

ネットワーク上でのビジネス展開のための共通技術開発

インターネット上でビジネス展開の実現を目指している研究開発は数多く行われている。しかしながら、技術標準がなく、さまざまな方式が乱立しているのが現状である。また、商品販売のための技術は開発されつつあるが、マルチメディア・コンテンツを直接販売するシステムについての技術開発はまったく行われていない。そこで動画、音楽などのいくつかのメディアに対して、このようなシステムを実現するための共通技術を開発する。

関連基礎技術開発

上記の実験を可能とするためには、いくつかの基礎技術開発が必須である。

WG活動

実証実験の実施に向けたWGとともに、特定課題の調査検討のためにWGを設置し、会社・大学等の組織を超えて問題に取組むことを進めている。

各種セミナー、研究会の開催

幹事会でのミニセミナー、幅広く参加者を集めて実施するCKPセミナーとともに、集中的に発表・議論の場を持つ研究会を開催し、技術移転・新たな問題の発掘や課題の共有に努めている。